思い出のエピソード

 

エピソードⅠ ひな壇飾り

sさんは私のブログにたびたびコメントをされてくださっていました。
そんなsさんからの依頼。
上の男の子は高校生、2番目は中学生の女の子
既成のお雛様や節句の鯉のぼり飾りが好きになれず今まで1度も購入した事がなかったとの事。
今になってそれはかわいそうだなとも思い、手作りのものを作っていただきたいが、要望があります。
1.2人の子どもの干支
2.長男の好きな伊達政宗の鎧兜
3.子供が幼い頃遊んだキリンのぬいぐるみ・プラスチックの車
4.家族団らんで飲む紅茶
5.長男が通っている高校
6.定番の鯉のぼり
自分のレベルアップになると思い承諾しました。
メールで送られてきた写真数点のうち2枚です。
依頼を受けたのが1月半ば、納品は4月末
ひとつひとつの構想は時々練っていましたが〆切が近づいてきてからが本腰
キリンのぬいぐるみとプラスチックの車以外はモチーフはおまかせ。
高校生だからありきたりの鯉のぼりでないものをしてみよう!
どんなものができあがるか途中段階は知らせませんでした。
開けてびっくり玉手箱!!
って感じが面白い。
自分の感性が合わなかったら作り直せばいい、と思っていたしそれを受け入れてくださいました。

 

エピソードⅡ 図書室の恐竜

小学校の図書室でお仕事をされてるMさん。
以前ミニ恐竜を買われていき図書館に置いて飾っているとの事。
小4の男の子K君は時々その恐竜だけを見に来てなでるように触ったりして帰って行くという。
「これ誰が作ったの?先生?」
その都度ひと言ふた言会話を交わすようになり、そのうち本にも興味が移ったそうです。
今まで本を借りたこともなかったのに今では読み聞かせのリーダーにまでなっているそうです。

もう1人の女の子sちゃん。
sちゃんはクラスの友達とあまりなじむ事ができないような女の子だったそうです。
図書室のドアまでは何度も来ることがあってもそのドアを開けて中に入って来る事ができないままだったそうです。
Mさんはそっと見守るだけで声掛けもしないでいたようでした。
ある時そのsちゃんは窓越しに小さな木の恐竜を見つけ、それをじっと見てることが何度か続きました。
ある日sちゃんはとうとうドアを開けて図書室に入ってきました。そしてぼそぼそと
「あの恐竜は・・・どうしてあそこにあるの?」から始まり
「あのね、私星の王子様が好きなの」
sちゃんもその後ちょくちょく図書館に来るようになったそうです。

小さな恐竜は「残った板の切れ端を捨てないでできるものを」の発想で作りました。
普通の子にはあまり興味はそそられないかもしれません。
でも何か発するものがあり、それを感じ取れる子どもがいて何かしらきっかけになったということが驚きでもありうれしいです。
それを買っていって何気なく置いておこう、と思ったmさんも素敵だな、と思います。

エピソードⅢ 子どもが生まれる記念に

「子どもが生まれるので記念に自分たちで木のおもちゃを作りたい」と電話をいただきました。
生まれてから誕生日記念としてのプレゼントとしてとかはありますが、生まれる前の記念としては「ああ、そんな考えもあるのか?」と新鮮な感動でした。
2日後に夫婦でお見えになったYさん。
どんなおもちゃを作ることができるのかお話だけかな?と思ったら東京から高速に乗って来たので今日作っていきたい、と。
「東京から高速で!?」かなりびっくりしました。
参考になる木の車をいくつか見ていらっしゃって、これがいいとゾウの車に決めました。今日中に作るために段取りを速攻でして約2時間出来上がりました。
ネットでいろんなところを見てうちを選んで来たとの事。
「ミシンソーを使った木工教室です。既成の完成されたきれいなおもちゃでなく不器用で多少いびつであっても、お父さん、お母さんが自分の子のために作ったおもちゃが1番いいのでは?と考えます。」
とのコメントに共感しましたと。
東京近辺も木のおもちゃを作れるところを捜したけれど見つからなかったとの事。
1週間後くらいには女の子の赤ちゃんが無事生まれたそうです。

※ゾウの車は「銀河工房」さんの「手づくり木のおもちゃ」にあるデザインでずっと昔私が作ったものです。

エピソードⅣ 農園で働く人

パソコン教室に来ていただいてる60代女性のKさん
「農業をしている方に送りたいので何か簡単なの作っていただけませんか?トラクターとか運転してる人なんです」
「いいですよ」
作ったものを渡して数週間後
「先生、得しちゃいました。すごく喜んでくれてお返しに高価なものをいただいちゃいました。他の部屋にも飾っておきたいので追加注文したいそうです」
「うれしいですね、それは・・・わかりました」

Kさんからのメールーーーーーーーーーーーーーーー
「トラクターの君がとても喜んでくれて素敵なプレゼントいただきました。エビ、鯛でした、(´∀`*)ウフフ」

 

 

 

 

 

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